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水道水がそのまま飲める国は12カ国!飲めない理由、海外の水事情も解説

投稿日:2024.10.30 はじめてのウォーターサーバー選び

水道水がそのまま飲める国は12カ国!飲めない理由、海外の水事情も解説

世界196か国のうち、水道水をそのまま飲める国はわずか6%、12か国のみと言われています。日本の水道水はそのまま飲用できるとされていますが、これは世界的には珍しい環境です。水質基準や浄水技術の整った日本と異なり、多くの国では飲用にはボトルウォーターや家庭用浄水器、ウォーターサーバーが推奨されるほど、水道水の安全性に差が見られます。この記事では、地域によって異なる水道水の飲用事情や水不足がもたらす課題について解説します。

【目次】開く閉じる
水道水が飲める国とは?
 アジア
 ヨーロッパ
 アフリカ
 オセアニア
 アメリカ
海外で水道水が飲めない場所が多い理由とは?
 水源の確保難
 水質汚染
 水道設備の充実度
海外で水を使う時の注意点
 水道水を飲むのは避ける
 うがいにはミネラルウォーターを使用する
 現地の方が水を飲んでいても水を飲まない
ウォーターサーバーならマーキュロップ

水道水が飲める国とは?

国土交通省によると、水道の水をそのまま飲める国は、日本を含めて12か国です。世界196か国中、わずか6%の国でしか、水道水をそのまま飲むことはできません。日本では昔から、水道水はそのまま飲むことができ、料理にも、氷を作るにも使用することができるとされていますが、世界的には稀な恵まれた環境と言えます。
なお、水道水が飲める国に関する情報は、サイトにより9カ国と書かれていたり国名が異なる場合があります。これは調査実施年の違いや参照している情報源の違いによるものです。
参考:国土交通省 水資源に関する国際的な取組

アジア

アジアで水道水が飲める国

アジア圏で水道水をそのまま飲める国は日本だけです。「そのまま飲めるが注意が必要な国」とされている32か国を含めると、韓国も挙げられますが、韓国はウォーターサーバーの普及率が60%もある国です。一般的には水道水はあまり飲みません。
また日本の水処理の技術の高さは世界から注目されており、浄水処理技術や施設の整備・運営など、カンボジアやインドネシアなどの水道事業にも関わっています。

ヨーロッパ

ヨーロッパで水道水が飲める国

ヨーロッパで水道水が飲める国は、オーストリア、アイスランド、アイルランド、セルビア、オランダ、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、モンテネグロと10か国もあります。ヨーロッパは水資源に恵まれており、環境保全への取り組みも積極的なため水源や水質管理が徹底されています。ただし石灰岩が多い地質のためほとんどが硬水で、そのまま飲む人は、国によりますが多くはないようです。ヨーロッパは1人当たりのミネラルウォーター消費量が多く、日本人の3~5倍のミネラルウォーターが飲まれている地域です。

アフリカ

アフリカで水道水が飲める国

アフリカ圏に水道水がそのまま飲める国はありません。ヨーロッパに近いモロッコ、南側の南アフリカとボツワナは、「そのまま飲めるが注意が必要な国」に分類されています。都市部は水道が整備されているが、農村部へ行くと整備されていないなど、国の中でも地域差があるようです。

オセアニア

オセアニアで水道水が飲める国

オセアニアで水道水を飲めるのは、ニュージーランドだけです。オーストラリアは都市部ではそのまま飲めると言われています。またオーストラリアでは、水道水フロリデーションと呼ばれる水道水にフッ素を添加する政策が導入されています。水道水にフッ素が含まれることで虫歯予防や口腔衛生の維持に役立つ効果を期待するもので、日本の水道水とは味が異なります。

北米・中南米

北米・中南米で水道水が飲める国

アメリカ圏には水道水がそのまま飲める国はありません。カナダやアメリカでは、水道水を飲まずに、ミネラルウォーターを購入するのが一般的です。中南米は、きれいな水がふんだんにある地域がある一方で、雨が少なく、水が貴重な地域もあるようで、地域により水道事情は様々と言います。

海外で水道水が飲めない場所が多い理由とは?

日本では昔から「海外へ行く時は、現地の水は飲まないように」と言われて来ました。海外で水道水が飲めない場所が多い理由を見ていきましょう。

水源の確保難

水道水が飲めない理由、水源の確保難

世界気象機関(WMO)は、地球温暖化や人口増などによって2050年に世界で50億人が水不足の状態に陥ると試算しています。世界的な水の需要は増大していますが、淡水の供給量は限られており、水源の確保が困難な状況が、世界では今もすでに発生しています。さらに地球温暖化などの影響もあり、干ばつや洪水などの異常気象を引き起こし、水不足を悪化させていると言います。例えば、中東地域(サウジアラビア、イラン、アラブ首長国連邦など)やアフリカのサハラ砂漠以南地域(ナイジェリア、エチオピア、ソマリアなど)では、乾燥した気候と地下水の枯渇により水源の確保が限られています。

水質汚染

水質汚染

水不足の地域では、限られた水源を多用途に利用するため、汚染が進みやすくなります。干ばつの影響で水源が枯渇すると、地下水を掘削することが増えますが、そのような地域の地下水は有害物質を含む場合があり、安全に飲める水質を維持するのが難しくなります。リサイクル水を再利用するケースもありますが、十分な処理が行われていない場合、不純物が残り、水質が低下するリスクが増します。水が不足していると、安全な水の供給にかかるコストが上昇し、地域の住民全体が安全な水を確保するのが難しくなります。

水道設備の充実度

水道水の充実度

水道設備の未整備も、海外で水道水が飲めない理由のひとつです。水道水を安全に飲むためには、高度な浄水処理施設と信頼性の高い配管システムが必要ですが、それが整備されていない地域では水道水の安全性が確保できない場合があります。
十分な浄水施設がない地域では、川や湖、地下水から採取した水が十分に処理されず、細菌やウイルス、化学物質が残ったまま供給されることがあります。日本やヨーロッパなど一部の国では水質管理が厳格に行われていますが、他の地域では十分な水質検査が行われていないことがあります。都市部と農村部とで、水道インフラの設備や充実度に差がある場合もあります。

海外で水を使う時の注意点

海外で水を使う際には、水質や衛生状態が地域によって異なるため、以下の点に注意すると安全です。

水道水を飲むのは避ける

水道水を飲むのは避ける

日本のように厳しい水質基準が設定されていないため、細菌やウイルス、寄生虫が含まれている可能性があります。下痢や腹痛などの水あたりを引き起こすリスクがあるため、水道水は飲まないようにしましょう。
また硬度の高い水は飲み慣れていないため、体質に合わない可能性もあります。ペットボトルやビンなどの、軟水のミネラルウォーターを購入して飲むか、ウォーターサーバーの水を飲むようにしましょう。また、信頼できる飲食店以外では、氷入りのジュースやお酒、かき氷なども避けた方がよいでしょう。
参考:農林水産省 海外旅行では生水と生ものに注意!

うがいにはミネラルウォーターを使用する

うがいにはミネラルウォーターを使用する

地域によりますが、水道整備が整っていない国では、水道水を感染源とする病気が発生することがあります。口の中に少量でも水道水が入ると、体調を崩す可能性があります。できるだけ歯磨きやうがいの際にも、水道水をそのまま使わず、ミネラルウォーターを使う方が安心です。
またシャワーの際にも、水を口に含んでしまわないよう注意しましょう。特にお子さんが、シャワーの水を口に含み、飲んでしまわないよう気をつけましょう。

現地の方が水を飲んでいても水を飲まない

現地の人が飲んでいるからといって、自分も飲んで大丈夫とは限りません。現地の人はその地域の水に慣れているため問題なくても、日本の水道水に慣れた人には負担がかかる可能性があります。また、水自体に問題がなくても、体質的に合わない場合も考えられます。特に、日本の水は軟水が一般的ですが、海外では硬水の地域が多く、日本人にとって飲み慣れない水質です。同行者が飲んでいても、その人が海外経験が豊富で耐性があったり、硬水に慣れている場合もあるため、念のため控えるのが安全でしょう。

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まとめ

日本の水道水はそのまま飲用できる安全性と品質が備わっており、世界的にも恵まれた状況と言えます。しかし、世界には安全な水の確保が難しい地域も多く、気候変動や人口増加が水不足をさらに悪化させる懸念があります。今後、地球規模での水資源の保全と技術支援がますます重要です。普段使っている水の価値を再認識し、限られた資源の適切な管理と利用に関心を向けていくのもよいのではないでしょうか。

執筆者 マーキュロップ編集部

【この記事の執筆】マーキュロップ編集部
この記事は、株式会社マーキュロップの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。
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