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水道水に含めれているカルキとは?健康被害やカルキ抜きの方法を解説!

投稿日:2024.10.05 はじめてのウォーターサーバー選び

水道水に含めれているカルキとは?健康被害やカルキ抜きの方法を解説!

水道水に含まれる「カルキ」とは、一般的に消毒用の塩素を指し、その独特な臭いは「カルキ臭」として知られています。この記事では、水道水に含まれるカルキ(残留塩素)の役割、除去方法、そしてその必要性について解説します。またカルキを含まない水を使いたい場面として、赤ちゃんのミルク作りや観賞魚の飼育、お料理など、日常生活のさまざまな場面で水に関する役立つ知識をご紹介します。

【目次】開く閉じる
カルキとは
水道水にはなぜカルキが含まれているのか?
カルキが身体に与える影響とは?健康被害はある?
カルキ抜きとは
 水道水からカルキを抜いたほうがいいタイミング
 赤ちゃんのミルクや離乳食に使うとき
 匂いのないおいしい水を使いたいとき
 金魚や熱帯魚の水槽に使うとき
水道水からカルキを抜く方法
 煮沸をする
 浄水器を使う
 ビタミンCを加える
ウォーターサーバーならマーキュロップ

カルキとは

カルキとは

一般に「カルキ」とは、水道水の塩素消毒に使われる「塩素」全般のことを言い、「カルキ臭」とは、水道水やプールの水などの「塩素臭」のことと認識されています。
厳密にいうと、カルキとは、もともと「石灰」の意味で、別名「さらし粉」と呼ばれ、主成分は次亜塩素酸カルシウムです。以前はカルキが水道水の消毒に使用されることが多かったため、現在でも水道水に塩素のような消毒臭があると「カルキ臭い」などと言われます。しかし現在は、水道水の消毒には次亜塩素酸ナトリウムが使用されることが多く、実際にはカルキは含まれていません。
ただし、ここではわかりやすいよう、一般認識に従い「カルキ≒塩素」として説明します。

水道水にはなぜカルキが含まれているのか?

水道水にはなぜカルキが含まれているのか?

水道水にカルキ(塩素)が含まれているのは、消毒のためです。水道水の原水である河川やダム湖の水には、病気を引き起こす可能性のある病原性微生物が含まれていることがあるため、塩素を使ってこれらを消毒しています。塩素は強力な殺菌力を持っていて、微生物を破壊して死滅させる役割を果たしています。

消毒された水は、水道管を通じて雑菌が入り込まないように守られながら、各家庭に届けられます。日本の水道水は、世界でも特に安全だと言われており、その理由の一つが塩素による消毒です。

カルキが身体に与える影響とは?健康被害はある?

カルキが身体に与える影響とは?健康被害はある?

塩素消毒の利点は、消毒効果が大きく、大量の水に対しても容易に消毒でき、その効果が長く持続することなどがあげられます。

東京都や千葉県など各地域の水道局が公開している情報によると、世界保健機関(WHO)の塩素濃度ガイドラインでは、体重60kgの人が1日に2リットルの水道水を、生涯に渡って毎日飲み続けても健康に影響が生じない濃度を、「5mg/L」以下としています。そのため、水道水に含まれる塩素濃度では、人の健康への影響はないと言えます。

■塩素濃度について
水道法令により、「蛇口から出る水道水の塩素を0.1mg/L以上確保すること」と定められています。一方で、塩素の濃度が高いと味やにおいに影響を与えることから、快適に水道水を使えるための指標として、蛇口での残留塩素濃度の上限を1mg/L以下に抑えるという水質管理目標値も設定されています。

参考:東京都水道局 塩素消毒

カルキ抜きとは

カルキ抜きとは、水道水に含まれる塩素やカルキ臭を取り除くことです。赤ちゃんのミルクの調乳には水を煮沸して使用しますが、この「煮沸」もカルキ抜きの方法のひとつです。カルキ抜きをすることで、塩素の味やカルキ臭がある程度おさえられます。水道水のカルキ抜きを行った方がよいタイミングやカルキを抜くための具体的な方法について説明します。

水道水からカルキを抜いたほうがいいタイミング

水道水からカルキを抜いた方がよいタイミングは、安全面やおいしさの面から、塩素の味や匂いを軽減した水が必要なときです。どのような場面で必要となるか、具体的に見て行きましょう。

赤ちゃんのミルクや離乳食に使うとき

赤ちゃんのミルクや離乳食に使うとき

赤ちゃんのミルクの調乳に水道水を使う場合や、白湯を作るときには、殺菌のため、一度煮沸してから使います。塩素やカルキ臭、トリハロメタンなどの物質を取り除くためにも、煮沸は有効です。離乳食を作るときにも、同様に一度煮沸した水や、カルキを含まない水を選ぶと良いでしょう。

関連ページ:赤ちゃんの正しい水分補給のタイミングと方法とは?飲ませるときのポイントについて解説!

匂いのないおいしい水を使いたいとき

匂いのないおいしい水を使いたいとき

水をそのまま飲むときの他、お茶を淹れるときや、お米を炊くとき、煮物や鍋などの料理と様々なシーンで水を使います。いずれの場合も水道水を使うと、やはり塩素の味や匂いが残り、おいしさに影響を与えます。おいしい水を使いたい場合は、浄水器を使用するなどしてカルキ抜きを行った水を使うか、塩素を添加していないミネラルウォーターを使うとよいでしょう。特にお茶やお米の炊きあがりは、茶葉やお米を変えるだけでなく、水を変えるだけでも大きく変わります。

金魚や熱帯魚の水槽に使うとき

金魚や熱帯魚の水槽に使うとき

金魚やメダカを育てている場合、水道水を汲み置いて、カルキ抜きを日常的に行っている方も多いかと思います。観賞用の熱帯魚の場合は、熱帯魚専用のろ過材や浄水器を使用している方も多いでしょう。水道水に含まれる塩素は、人間には影響がない濃度でも、体の小さな金魚や熱帯魚には害を与えてしまいます。塩素の他、水のpHや、水に含まれる物質、水温などの影響を受けると言われるため、それぞれにあった水を用意するようにしましょう。

水道水からカルキを抜く方法

水道水からカルキを抜く方法はいくつかあります。一般的な煮沸の他に、浄水器を使う方法なども紹介していきます。用途に合った方法を選ぶとよいでしょう。

煮沸をする

水道水からカルキを抜く方法は、煮沸をする

鍋が1つあればできる簡単な方法は、水道水を煮沸することです。ただし塩素は沸騰することでおおむね除去できますが、トリハロメタンを取り除くにはできれば10~15分、しっかりと沸かし続ける必要があると言います。塩素を取り除きたい方は、塩素だけでなくトリハロメタンなどの物質も取り除きたい場合が多いと思います。10~15分、沸かして、冷ましてから使いましょう。家にある道具でできるため、毎回沸かすのは、手間と時間はかかりますが最も手軽な方法と言えます。

浄水器を使う

水道水からカルキを抜く方法は、浄水器を使う

塩素が気になる方は、浄水器をキッチンに設置したり、ポット型の浄水器を冷蔵庫に入れて使用されている場合も多いかと思います。浄水器は、活性炭などのフィルターによって水道水中の残留塩素を取り除く機能を持っています。浄水器を使用する場合に大事なことは、決められた頻度でフィルター交換を行うことです。それができれば、水道水から塩素をおおむね取り除くことができます。
熱帯魚の水槽の水には、熱帯魚の種類に応じた浄水器やフィルターが売られています。用途に応じて適する浄水器を選びましょう。

ビタミンCを加える

水道水からカルキを抜く方法は、ビタミンCを加える

水道水にレモン汁を加えると、ビタミンCにより還元反応を起こし、塩素を中和することができます。飲食店で、輪切りのレモンと氷の入った水が置かれているのを見かけることがあるかもしれません。これはレモンのビタミンCの作用で、塩素を中和し、またレモンの爽やかな香りで、カルキ臭を和らげる効果があります。
入浴剤にも水道水の塩素を中和するものが多くあり、肌に刺激を与える塩素を取り除いています。

ウォーターサーバーならマーキュロップ

ウォーターサーバーならマーキュロップ富士山の天然水

ここまでカルキの味や匂いをおさえる方法を紹介しましたが、おいしいミネラルウォーターを飲みたい場合はウォーターサーバーもおすすめです。ペットボトルのように買いに行く手間もなく自宅に定期的に届き、いつでもすぐに冷水と温水を利用することができるのも、ウォーターサーバーのメリットです。

・まろやかでおいしい富士山の天然水
マーキュロップの水は、本物の天然水です。硬度24の軟水のため、まろやかでやさしく、赤ちゃんにも安心です。モンドセレクションも10年連続金賞を受賞、おいしさもお墨付きです。

・年に一度の定期メンテナンスで衛生的
市販の浄水器は自分でフィルター交換を行う必要がありますが、マーキュロップのウォーターサーバーは、年に1度、本体を交換します。

・サーバーの設置もお任せ、置き配も可能
マーキュロップは自社配送のため、ウォーターサーバーの設置や使い方の説明もスタッフがその場で対応します。はじめてウォーターサーバーを使う方も安心です。

まとめ

水道水に含まれる塩素やカルキ臭は、健康に影響はないとされていますが、味や匂いが気になる場合や、特定のシーンでは除去が望まれることもあります。煮沸や浄水器の利用、ビタミンCを使った方法など、目的に応じたカルキ抜きの手段を選びましょう。
また、安全でおいしい水を使うための方法として、ミネラルウォーターやウォーターサーバーを導入するのもおすすめです。ウォーターサーバーなら、よりおいしさを求めて水の種類も選べます。また定期メンテナンスの有無など安全や衛生面も考慮して選びましょう。

執筆者 マーキュロップ編集部

【この記事の執筆】マーキュロップ編集部
この記事は、株式会社マーキュロップの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。
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