更新日:2024.05.31 はじめてのウォーターサーバー選び
もしウォーターサーバーを導入後、使わなくなったら?処分はどのようにしたらよいのでしょうか。ウォーターサーバーは一般的に「購入」と「レンタル」の2つの利用方法があり、それぞれ処分や返却の方法が異なります。
【目次】開く閉じる
ウォーターサーバーを処分する際のポイント
レンタルウォーターサーバーの処分方法とは?
購入したウォーターサーバーの処分方法とは?
ウォーターサーバーを自治体の粗大ごみにだす場合
ウォーターサーバーを粗大ごみに出す費用は?
ウォーターサーバーをリサイクルショップで売る
ウォーターサーバーをフリマアプリやオークションに出品する
ウォーターサーバーを不用品回収業者に回収してもらう
ウォーターサーバーを処分する際の注意点とは?
使い終わった空のボトルを処分する方法とは?
ウォーターサーバーなら処分不要の”マーキュロップ”がおすすめ
「ウォーターサーバーを処分するときに、気をつけるべきポイントは?」
ウォーターサーバーを使わなくなり、処分したい時は、まずご自身が使用していたウォーターサーバーが「レンタル品なのか購入品なのか」を確認することが大切です。これによって、処分の方法が異なります。レンタル品は「所有権」がウォーターサーバーの会社にあり、購入品は「所有権」が購入者にあります。それぞれの対応方法について、以下で詳しく説明します。
レンタルしているウォーターサーバーの処分方法は簡単です。
・メーカーに返却したいと連絡する
・メーカーの指示に従って返却する
方法1:担当スタッフが引き取りに来てくれる
方法2:梱包の仕方と返送先を伝えられ、発送する
方法1と2のどちらになるかは、メーカーにより異なります。多くの場合、ウォーターサーバーはレンタルで提供されています。利用を終了するため返却したいことを伝えて、取りに来てもらうか、返送すると良いでしょう。もし発送が必要な場合は、冷水タンクの水を出し切り、温水タンクも背面から「水抜き」をする作業を伝えられるはずです。この作業を怠ると、本体を破損させたとして、修理や補償代金を請求される場合があるため、手順を守って返送しましょう。
また、契約期間の途中で解約する場合は違約金がかかる場合があります。返却だけを先伸ばしにしても、水の購入がなければ違約金は発生し、さらに休止手数料やレンタル代などが発生し続けている可能性もあるため、使わなくなったものは早めに返却することをおすすめします。
レンタルではなく購入したウォーターサーバーは、基本的には粗大ゴミとして処分しなければなりません。購入かレンタルか、どちらで契約したかわからない場合は、メーカーに問い合わせて「購入である」ことが明確にわかってから処分を進めましょう。
購入したサーバーの処分方法
・ウォーターサーバーを自治体の粗大ごみにだす場合
・ウォーターサーバーを粗大ごみに出す費用は?
・フロン類を使用しているウォーターサーバーの処分は粗大ごみではできない
・ウォーターサーバーをリサイクルショップで売る
・ウォーターサーバーをフリマアプリやオークションに出品する
・ウォーターサーバーを不用品回収業者に回収してもらう
・ウォーターサーバーを処分する際の注意点とは?
地域によって粗大ごみの取り扱いは異なり、サイズ規定や条件、申込方法、出し方などが決められています。お住まいの自治体のホームページなどで確認するか、電話で問い合わせましょう。
ウォーターサーバーが条件に合わず、自治体の粗大ごみでは回収できない場合もあります。
粗大ごみに出す場合の手順
1.自治体の粗大ごみ受付センターに申し込む
2.指定金額分の粗大ごみ処理券をコンビニなどで購入する
3.処理券に必要事項を記入しウォーターサーバーに貼る
4.予約した日時に、指定の収集場所に出す
ウォーターサーバー(ノンフロン製品)は、自治体の条件に合うものであれば、数百円~1,000円前後で回収されます。一番安い処分方法と言えます。自治体の粗大ごみには、多くの場合「ノンフロン製品」という条件があり、これについて次の章で説明します。
フロン類が使用されているウォーターサーバーは、フロン排出抑制法の対象となるため、自治体の粗大ごみの回収に出すことができません。フロンガスを大気中へ放出することは法律で禁止されているためです。フロンガスを破壊処理することのできる「第一種フロン類回収業者」にフロンの回収を依頼する必要があります。かかる費用は5,000~10,000円前後です。
フロン類が使用されている製品には、おおよそ以下のような記載のあります。ウォーターサーバーの背面や側面の表示シールなどを確認しましょう。
・冷媒ガス ・フロンガス
・R-12、R-134a、R-22等(Rで始まるもの)
・HCFC-22 ・CFC-12 ・HFC-134a など
出典:経済産業省 フロン排出抑制法の概要
出典:環境省 フロン排出抑制法ポータルサイト
購入したウォーターサーバーの処分にお金や手間がかかることを考えると、リサイクルショップに売りたいと考える方もいらっしゃるかと思います。
しかし、多くのウォーターサーバー会社では、水の宅配とウォーターサーバーの提供がセットになっています。リサイクルショップで購入したウォーターサーバーに対して、水のみを販売する会社はほとんどないため、中古のウォーターサーバーは使い道がありません。そのため、買い取ってくれるリサイクルショップは少ないかもしれません。持ち込む前に、問い合わせた方がよいでしょう。
リサイクルショップに売るよりも、自宅からフリマアプリやオークションで売りたいものを出品し、個人間で売買の取り引きをする方が増えてきました。好きな価格をつけることができ、処分するよりも、むしろ高値で販売できる可能性もあるのがメリットと言えます。ただし、ウォーターサーバーは大型なため送料が高く、販売利益を得ようとするのは難しいかもしれません。
フリマアプリやオークション出品の流れ
1.アプリやサイトにアカウント登録をする
2.商品画像を撮影し、商品情報や価格を入力して出品する
3.購入希望者が現れたら発送する
また、この方法を使う場合もリサイクルショップと同様で、注意が必要です。多くのウォーターサーバーの会社が、水の宅配とウォーターサーバーの提供をセットで行っています。水だけの販売はほとんど行われていません。中古ウォーターサーバーの購入者が水の購入をするためメーカーに問い合わせた時に、そのサーバーは使用できないことがわかり、メーカーからの指示により販売者が購入者からの返送の対応をしなければならない場合があります。
もし中古ウォーターサーバーとして販売したい場合には、メーカーに「販売した後に、別の人が使用できるか」を、事前に問い合わせることをおすすめします。
購入したウォーターサーバーが中古としては使用できず、自治体では処分できない場合や、自分で部屋の中から運べない場合は、不用品回収業者に来てもらう方法があります。
不用品回収業者へ依頼すると、希望の日時に来てくれて、自分で運び出す手間もありません。自治体の粗大ごみの回収の日程を待てず、急いでいる場合にも便利だと思います。またウォーターサーバーのついでに、まとめて不用品を回収してもらうのも良いでしょう。
料金は、不用品回収業者の場合はおおよそ5,000円前後と、便利な分、割高になることがデメリットと言えます。
不用品回収回収業者に依頼する流れ
1.不用品回収業者に連絡する
2.内容や希望日時を伝えて見積りを依頼する
3.見積りに納得できれば回収に来てもらう
4.支払いをする
この時も、フロン類を使用しているウォーターサーバーについては、「第一種フロン類回収業者」の登録のある事業者への依頼が必要です。フロン類を使用しているウォーターサーバーの場合は、見積りの段階で伝えましょう。
処分を進める上での注意点をまとめました。万が一、レンタルしているウォーターサーバーを、購入したものと勘違いして処分してしまった…などが起きないよう、事前に確認しましょう。
●メーカーとの契約についての確認事項
・レンタルか購入か「購入」したウォーターサーバーであることを確認する
・最低利用期間など契約期間を満たしていることを確認する
(満たしていない場合は違約金が発生するため違約金金額を確認する)
・中古ウォーターサーバーとして販売したい場合は、別の人が別の場所で利用可能か確認する
●ウォーターサーバー本体の確認事項
・フロン類を使用しているかどうか確認する
確認結果によって、処分方法が異なります。スムーズに処分するために事前に確認しておくと良いでしょう。
また、ここまでの処分方法を見ていくと、取り扱いが大変そう…と感じられるかと思います。本来、ウォーターサーバーはレンタルで提供される場合が多く、レンタルの方が断然おすすめです。
空のボトルが残っている場合の処分方法も、合わせて説明します。ウォーターサーバーのボトルには主に3種類あります。
・リターナブルボトル:メーカーに回収してもらう
・ワンウェイのペットボトル:素材ごとに分別してごみに出す
・ワンウェイのボトル:可燃ごみまたは不燃ごみとして処分する
まずリターナブルボトルは、メーカーによるレンタル品のため回収に来てくれます。室内の衛生的な場所で保管しましょう。
ワンウェイのボトルは、いくつか素材や形がありますが、写真のようなペットボトル素材の場合は、ボトル本体から、キャップ、ラベルシール、もし付いていれば持ち手、をすべて外して分別し、素材ごとに自治体の回収曜日にごみとして出します。一緒に捨ててしまいがちですが、それぞれ素材が異なるため分別が必要です。
参考:日本宅配水&サーバー協会 PETボトルのリサイクルについて
ペットボトル素材以外のワンウェイボトルは、可燃ごみまたは容器包装プラスチックとして、自治体の分別にしたがって処分します。
マーキュロップはウォーターサーバーを「レンタル」で提供しているため、処分の必要はありません。おいしい富士山の天然水を手軽に使うことができます。
おいしい富士山の天然水
富士山の中でも標高No.1の水源から汲み上げる、おいしい天然水です。年に1度を基準に、メンテナンスを実施するため衛生的にご利用いただけます。
3種のウォーターサーバー
人気の下置きタイプのウォーターサーバーは、自動エコモード、再加熱機能も備えた高性能モデル。グッドデザイン賞を受賞したオシャレな見た目でも選ばれています。
スリムと卓上のウォーターサーバーなら、停電時も取水できます。欲しい機能やデザインでお選びください。
ウォーターサーバーの処分方法は購入とレンタルで異なります。レンタルの場合はメーカーに返却するだけ。手間も処分費用もかかりません。購入した場合は自治体の粗大ごみに出すか、フロン類が使用されているウォーターサーバーの場合は、専門業者に頼むことが必要です。マーキュロップではウォーターサーバーをレンタルで提供しているため、使わなくなったら返却できます。メンテナンスやリサイクルを適切に行っているため、手間なく、環境にもやさしくご利用いただけます。
【この記事の執筆】岡本 彩
株式会社マーキュロップ 経営企画室 室長
一般社団法人日本宅配水&サーバー協会 市場調査委員会 座長
宣伝・広報を中心に、お客様や社内外の皆様とともに、持続可能な成長を目指しています。
協会ではウォーターサーバー業界の健全な普及・拡大のために市場調査を担当しています。
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