更新日:2024.01.23 はじめてのウォーターサーバー選び
ウォーターサーバーは、いつでもおいしい水が飲める便利な家電ですが、電気代が気になるという方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、エコモード機能付きのウォーターサーバーです。
この記事では、ウォーターサーバーの「エコモード」とは何か、どんな種類があるのか、エコモード機能付きのウォーターサーバーがおすすめな人、などについて解説します。ウォーターサーバーの選び方にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
【目次】開く閉じる
ウォーターサーバーの「エコモード」とは?
ウォーターサーバーに搭載されている省エネ機能の種類
①エコモード
②自動スリープ機能
③消費電力ひかえめモデル
エコモード搭載のおすすめウォーターサーバー3選
おすすめ1.エコも自動スリープも搭載「シタカラ」
おすすめ2.エコも自動スリープも搭載の卓上タイプ「Slim S」
おすすめ3.消費電力ひかえめなら「Slim」
エコモード機能付きのウォーターサーバーの選び方
機能の内容で選ぶ
電気代を意識する
冷水・温水の温度で選ぶ
料金で選ぶ
水の味・安全性で選ぶ
ウォーターサーバーのエコモードの解除方法
ウォーターサーバーのエコモードの温度が低い時は?
エコモード機能付きのウォーターサーバーがおすすめの人は?
ウォーターサーバーの電気代をおさえたい人
自分の操作で温水温度を下げたい人
ウォーターサーバーなら”マーキュロップ”
ウォーターサーバーのエコモードとは、ウォーターサーバーの消費電力を抑える省エネ機能のことです。通常、ウォーターサーバーは温水タンクと冷水タンク内を一定の温度帯に保っています。詳細はメーカーにより異なりますが、エコモードをオンにすると、ウォーターサーバーの温水の温度が低めの設定に切り替わり、消費電力を抑えるものが多いです。
関連ページ:ウォーターサーバーの仕組みとは?衛生的においしい水が味わえる仕組みや抗菌仕様・電気代・便利機能をご紹介
ウォーターサーバーの中には、省エネ機能を備えているものがあります。主な2つの機能と、1つの仕様を見て行きましょう。
エコモードは、温水の温度をぬるめの設定に切り替え、消費電力を抑えます。外出時や、夜間・就寝時など、ウォーターサーバーをあまり使用しない時間帯にエコモードを使用するのがおすすめです。エコモードのボタンを押してオンにすると、ぬるめの温度設定になり、もう一度押すなどしてオフにすると、元の通常モードに戻る仕組みが一般的です。ウォーターサーバーの電気代を節約できる便利な機能です。
デメリットとしては、温水の温度が低くなるため、コーヒーを淹れたり、熱いお湯を使いたい時に「うっかりエコモードにしたままだった…」とならないよう気を付けましょう。
自動スリープ機能は、スリープと名前にある通り、寝ている時間に自動的にエコモードに切り替わる機能です。「寝ている時間」をウォーターサーバーが判断するのは「部屋の明るさ」です。ウォーターサーバー本体に照度センサーが搭載されており、部屋が暗くなると自動的に節電する”かしこいエコモード”と言えます。
冷蔵庫にもよく「エコナビ」「おやすみエコ」などの名前で、照度センサーが部屋の明かりを感知して、設定温度を下げて節電する同様の機能があります。
夜間や室内が暗い時間帯はウォーターサーバーを使用しない場合は、自動スリープ機能を入れておくと、特に操作なく節電できるため便利です。
ウォーターサーバーの消費電力は、たいていの場合、温水を加熱するワット数と、冷水を冷却するワット数の2つが表示されています。消費電力を把握することができますが、ワット数が小さい方が、省エネモデルと言うことができます。
ウォーターサーバーの消費電力は、温水300~500W、冷水100W前後が一般的です。そのため温水の消費電力が300W台のもの、冷水の消費電力が100W以下のものを選ぶと、消費電力がひかえめのモデルを選択したと言えるでしょう。
ここではエコモード搭載など、省エネの視点から、おすすめのウォーターサーバーをご紹介します。
便利機能 | エコモード スリープモード 再加熱機能 |
カラー | マットホワイト マットブラック |
サーバーサイズ | 幅 約31cm 奥行 約35cm 高さ 約110cm |
タンク容量 | 温水1.6L 冷水3.3L |
消費電力 | 温水465W 冷水105W |
あんしんサポート料 | 1,100円/月(税込) |
富士山の天然水(12L) | 1,890円(税込)※月2本から利用可能 |
メンテナンス料 | 年1回無料(サポート料に含む) |
マーキュロップ「シタカラ」は、エコモード・自動スリープ機能の両方が搭載されています。
・通常モード:普段は約81~93℃で便利に活用
・エコモード:約60~73℃に温度設定を下げて省エネ
・スリープモード:部屋が暗くなったら自動でエコモードに切り替え
「通常モード、エコモード、スリープモード」の3種類を、1つのボタンで設定できます。他に約91~97℃の再加熱モードもあるため、温水は3種類の温度帯で利用できます。
また、最大の特徴はボトルを下に設置できる下置き型のため、ボトルの持ち上げがいらないことです。重いボトルを持ち上げずに楽に交換できます。
便利機能 | エコモード スリープモード 停電時取水可 冷水チャイルドロック取付可 |
カラー | ホワイト ブラック |
サーバーサイズ | 幅 約27cm 奥行 約42cm 高さ 約46cm |
タンク容量 | 温水1.6L 冷水3.2L |
消費電力 | 温水465W 冷水105W |
あんしんサポート料 | 713円/月(税込) |
富士山の天然水(12L) | 1,890円(税込)※月2本から利用可能 |
メンテナンス料 | 年1回無料(サポート料に含む) |
キッチンカウンターにも置ける卓上タイプで、エコモードと自動スリープ機能が搭載されているウォーターサーバーを探している方には、マーキュロップのSlim S(卓上タイプ)がおすすめ。
・通常モード:普段は約80℃~90℃で便利に活用
・エコモード:約62~68℃に温度設定を下げて省エネ
・スリープモード:部屋が暗くなったら自動でエコモードに切り替え
それぞれ ECO MODE、SLEEP MODE のボタンを押すだけで設定でき、もう一度押すとモードが解除できます。停電時も取水できるので、万が一の災害時に備えてウォーターサーバーを設置したい方にもおすすめです。
便利機能 | 停電時取水可 冷水チャイルドロック取付可 |
カラー | ホワイト ブラック モカブラウン(限定色) |
サーバーサイズ | 最大幅 約31cm 奥行 約31cm 高さ 約99cm |
タンク容量 | 温水2.0L 冷水2.2L |
消費電力 | 温水350W 冷水75W |
あんしんサポート料 | 713円/月(税込) |
富士山の天然水(12L) | 1,890円(税込)※月2本から利用可能 |
メンテナンス料 | 年1回無料(サポート料に含む) |
消費電力ひかえめの省エネモデルなら「Slim」がおすすめ。自動スリープなどの機能はありませんが、消費電力が他のモデルより抑えた設計です。
・消費電力が温水350W、冷水75Wとひかえめ
・エコモードや自動スリープなどのモード変更は無し
・通常モードのまま省エネ仕様
エコモードなど面倒なボタン操作をしたくない方、通常モードを使っているだけでできるだけ消費電力が少ないタイプをお探しの方には、こちらがおすすめです。あんしんサポート料も713円/月と、多機能なシタカラと比べて387円/月オトクな定番モデルです。
省エネの視点で、ウォーターサーバーの選び方や気を付けたい点を見て行きましょう。
使いたいイメージに合うウォーターサーバーを選びましょう。3つの省エネ機能がどんな方に合うかまとめてみました。
・エコモード機能:必要なタイミングで自分で操作して省エネしたい方に
・自動スリープ機能:夜間自動で省エネしたい方に
・消費電力ひかえめ:普段から操作無しで省エネしたい方に
それぞれのデメリットは以下の通りです。
・エコモード機能:動作中はお湯の温度が下がる、操作が面倒と感じる場合がある
・自動スリープ機能:部屋が暗い時間はお湯の温度が下がる(暗い部屋でお湯を使うとぬるい)
・消費電力ひかえめ:特になし
エコモード機能は、一般にウォーターサーバーの通常使用時に比べて電気代を20%前後節約できると言われています。ウォーターサーバーの電気代は、機種や使用状況によって異なりますが、1ヶ月あたり500円~1,000円前後が一般的とされています。エコモード機能付きのウォーターサーバーを導入することで、電気代を節約できる可能性があります。
関連ページ:ウォーターサーバーの電気代は高い?月額費用の目安と電気代を節約するポイントを解説
冷水・温水の温度が、ご自身の使い方に合っているか確認しましょう。省エネ機能が影響するのは主に温水の温度です。
例えば、赤ちゃんの粉ミルクの調乳にウォーターサーバーを使用する家庭なら、エコモードや自動スリープの低い温度帯の温水は70℃以下になるため粉ミルクには使えません。また、暗い部屋で熱いお湯を使うことがある方には自動スリープ機能は不要と言えます。
エコモード中の温水の温度は、先に紹介した、ウォーターサーバーシタカラで約60~73℃、ウォーターサーバーSlim Sで約62~68℃です。いずれも温水タンク内の設定温度のため、取水口から出し、コップの中に入れた水の温度はもう少し低くなります。
白湯として飲むには、少し高めですが好まれる温度です。ただ、コーヒーや紅茶の抽出には低すぎる温度となります。
ウォーターサーバーを選ぶ際には、事前に料金の確認をしましょう。水の容量と料金、あんしんサポート料などの月々かかる料金、配送変更や停止などにかかる場合のある手数料、早期解約時の違約金など、利用開始から終了までにかかる料金や契約期間を確認しましょう。各手数料の有無や、契約期間も6か月程度から3年、長いもので5年などメーカーにより様々です。
水の味や使い勝手は実際に設置してみなければ、なかなかわからないものでもあるため、契約期間は6か月など短めのものの方がおすすめと言えます。
料金にも関わりますが、今ウォーターサーバーには3つの水の種類があります。
・浄水(家庭の水道水を補充して使う浄水器の水)月3,000円台
・RO水(水道水などをろ過してミネラルを人工添加した水)月4,000円台~
・天然水(地下からくみ上げたナチュラルミネラルウォーター)月4,000円台~
安い順に並べました。下へ行くほどミネラルウォーターとしての価値が上がるため料金が若干高くなりますが、おいしさの面では天然水がおすすめです。安全性の観点からは、RO水と天然水はそれぞれ専門の工場で製造されているため安心です。
エコモードの解除方法は簡単です。ウォーターサーバーのタイプによりそれぞれ異なるものの、エコモードを入れた時と同じボタンを押すことで解除できるのが一般的です。他に、ボタンを押すごとに、エコモード→自動スリープ→通常モードの切り替えができるタイプもあります。
エコモード中の温水の温度が、使いたい温度と比べて低すぎるという場合は、使う時間の10~20分くらい前にエコモードを解除しましょう。通常モードの温水温度に戻るまで、少し時間がかかります。
また常に熱いお湯を使いたい方には、エコモードの使用は向きません。
このように温水の温度を抑えて省エネするエコモード機能ですが、どのような人に向いているか見ていきます。
・できれば電気代をおさえたい
・環境のためにも省エネしたい
・機能はいろいろあった方がいい
このような方に、エコモード機能付きのウォーターサーバーはおすすめです。
また電気代の視点からウォーターサーバーを選ぶ際に1点注意したい機能があります。それは「自動クリーン機能」などの名称で、温水・冷水タンク内に加熱した熱水を循環させて衛生を保つと言われるウォーターサーバーです。加熱を続けて高温の水を循環する機能のため、ウォーターサーバーが5時間ほど使えなくなるうえに、電気代が高くなる機能とも言えます。
ウォーターサーバーの衛生を保つためには、機械を部品単位に分解し、洗浄殺菌を行い、パッキンなどの消耗部品も交換する必要があります。年に1度などの頻度でメンテナンスのために本体交換が行われる方が衛生的に利用できます。
年1回無料のメンテナンスはこちら
参考ページ:一人暮らしのウォーターサーバーで後悔?一人暮らしで使うメリットやおすすめのウォーターサーバーを紹介
・熱いお湯はあまり使わない
・白湯をよく飲む
・自分のタイミングで温度を調整したい
このような方にも、エコモード機能付きのウォーターサーバーはおすすめです。
コーヒーなどにも便利な約80℃~90℃のお湯が出るのがウォーターサーバーの特徴ですが、エコモード動作中の約60~70℃の温度の方が使い勝手が良いという方は、エコモード機能を使うことで活用できます。
・エコモードも自動スリープも
マーキュロップ「シタカラ」と卓上タイプの「Slim S」は、エコモード・自動スリープ機能の両方が搭載されています。また「Slim」は消費電力がひかえめのモデルです。できるだけ省エネ・節電したいと言う方にもおすすめです。
・おいしい富士山の天然水
ウォーターサーバーを導入する理由は様々ですが、基本的なところで「おいしい水を冷水、温水で飲みたいから」という理由があるのではないでしょうか。富士山の天然水は、おいしさで選ばれ続けているナチュラルミネラルウォーターです。
・年1回のメンテナンス
年に一度、ウォーターサーバーのメンテナンスのため本体を交換します。そのタイミングであればウォーターサーバーのタイプも無料で変更できるのも使いやすい点です。
この記事では、ウォーターサーバーの「エコモード」について解説しました。
エコモードは、温水の温度を低めに設定することで、ウォーターサーバーの消費電力を抑える機能です。エコモード機能付きのウォーターサーバーは、電気代を節約したい方や、熱いお湯をあまり使わない人におすすめです。
また、ウォーターサーバーの選び方のポイントとして、エコモード機能の有無だけでなく、温水・冷水の温度や、料金、水の種類なども考慮するとよいでしょう。ご自身の使い方やライフスタイルに合ったウォーターサーバーを選んで、快適にご活用ください。
【この記事の執筆】岡本 彩
株式会社マーキュロップ 経営企画室 室長
一般社団法人日本宅配水&サーバー協会 市場調査委員会 座長
宣伝・広報を中心に、お客様や社内外の皆様とともに、持続可能な成長を目指しています。
協会ではウォーターサーバー業界の健全な普及・拡大のために市場調査を担当しています。
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