更新日:2024.05.31 はじめてのウォーターサーバー選び
ウォーターサーバーを検討しているときに、「電気代が高いのでは?」と気にしている方も、いらっしゃるかもしれません。ウォーターサーバーの契約前に知っておきたい、電気代の目安と、節約につながるポイントを見ていきます。
【目次】開く閉じる
ウォーターサーバーの電気代の目安は月額およそ500~1,000円
ウォーターサーバーの電気代を徹底比較
ウォーターサーバーの電気代の計算方法
ウォーターサーバーの電気代を節約するための6つのポイント
ポイント1.エコ機能付きのウォーターサーバーを選ぶ
ポイント2.放熱スペースを確保する
ポイント3.自動クリーン機能は避ける
ポイント4.電気代以外の維持費を抑える
ポイント5.こまめにメンテンナンスをする
ポイント6.電源を抜かない
ウォーターサーバーと電気ポットだとどっちがお得?
ウォーターサーバーを選ぶときに見ておくべき電気代以外のポイント
ポイント1.衛生的に使えること
ポイント2.もし合わなかった時に解約できること
ポイント3.おいしい天然水であること
エコ機能付きなら、マーキュロップのウォーターサーバーがおすすめ!
ウォーターサーバーの電気代は、機能や省エネの仕様、利用環境により異なりますが、平均すると、おおよそ月額500円~1,000円が目安となります。
最近は、部屋が暗くなると自動で省エネモードに切り替わるものなど、エコ機能を備えたタイプも出ています。できるだけ電気代を安く抑えたい場合は、エコ機能の付いたウォーターサーバーを選ぶのもおすすめです。
また電気代が高くなる要因として、「自動クリーン機能」などの名称で、温水・冷水タンク内に加熱した熱水を循環させて衛生を保つというウォーターサーバーがあります。この機能を使用すると、定期的に数時間の加熱を続けるため、その表示がなくても、電気代は高くなる傾向があります。エコ機能と自動クリーン機能についても、本記事の後半で説明しています。
※電気代は、契約容量、契約する電力会社により料金が異なります。こちらに記載している情報はあくまでも目安であり、参考情報です。実際には、お客様と電力会社との契約内容や、ウォーターサーバーのご利用環境(室内の温度、放熱スペース、冷水や温水のご利用頻度など)により変動します。
2~3人家族で月3本、36リットルの天然水を使用する場合の電気代と月額費用の目安を算出しました。いずれも税込み表記です。月2本利用の場合は、おおよそ2/3程度を目安に計算してみてください。
商品名 | 電気代 | 月額費用(36L) | エコモード |
---|---|---|---|
シタカラ | 約580円 | 6,770円 | 自動で省エネ |
スリム | 約680円 | 6,383円 | なし |
スリム卓上 | 情報なし | 6,383円 | 自動で省エネ |
スリム卓上のデータがありませんが、シタカラと同様に照度センサーにより夜間自動で省エネするエコモードを備えているため、シタカラと同程度と捉えてよいでしょう。やはり省エネ機能のあるウォーターサーバーの方が電気代は安くなります。
※温水・冷水ともに、各600㏄/日、36L/月使用時、27円/kwhとして算出。
※電気代はあくまでも一例としての目安であり参考情報です。実際の料金単価は電力会社や料金プラン等によって異なり、利用環境によって、かかる電気代は変動します。
全国家庭電気製品公正取引協議会が示す電気料金の目安単価は、2014年以前は22円/kWh(税込)、2014年からは27円/kWh(税込)、2022年からは31円/kWh(税込)と改定されています。電気料金は値上がりしており、ウォーターサーバーの各メーカーが表示している電気代は、必ずしも最新の情報ではないようです。ホームページや比較ランキングサイトを参考にする場合、kWhあたり何円の単価で算出されているか、商品ごとに確認が必要です。
ここでは金額が少し高く見えるかと思いますが、2023年現在、31円/kWhの単価で、ウォーターサーバーの電気代を計算してみましょう。電気代は「1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)」の計算式で求められます。例えばマーキュロップのウォーターサーバーSlimと、下置き型ウォーターサーバー「シタカラ」を例に、2時間の稼働で計算してみます。
■ウォーターサーバーSlim
冷水 75W(=0.07kW)×2時間×31円=4.34円
温水 350W(=0.35kW)×2時間×31円=21.7円
1か月の電気代は、(4.34円+21.7円)×30日間=781.2円(単価31円計算)
なお、他メーカーのホームページでは、単価は少し前の27円で表示されていることが多いので、27円で計算すると、680円(単価27円計算)になります。
■ウォーターサーバーsitakara[シタカラ]
冷水 105W(=0.10kW)×2時間×31円=6.2円
温水 465W(=0.46kW)×2時間×31円=28.5円
1か月の電気代は、(6.2円+28.5円)×30日間=1,041円(単価31円計算)
こちらも他メーカーのホームページと揃えて27円で計算すると、906円(単価27円計算)になります。
※ECOモードなど省エネ機能を使用しない場合の計算例です。省エネ機能については、下の章で説明しています。
また今回2時間の稼働で計算した理由として、ウォーターサーバーsitakara[シタカラ]の、実際の24時間消費電力測定試験(ECOモード不使用時)では、1台目0.924kWh/日(×31円×30日間=859円)、2台目0.876kWh/日(×31円×30日=814円)の結果が出ました。ウォーターサーバーは常に加熱・冷却しているわけではないので、この測定試験結果からは24時間のうち、おおよそ延べ1.7時間の稼働時間となったと言うことができるかと思います。これを、少々金額が高めに算出されますが目安として約2時間として計算しました。
■ウォーターサーバーsitakara[シタカラ]※ECOモード使用時の電気代
追加で、ECOモード使用時の24時間消費電力測定試験を行いました。
約580円、1日あたり約19円となります。
※温水・冷水ともに、各600㏄/日、36L/月使用時、27円/kwhとして算出。
※電気代はあくまでも一例としての目安であり参考情報です。実際の料金単価は電力会社や料金プラン等によって異なり、利用環境によって、かかる電気代は変動します。
ウォーターサーバーは、選び方や設置場所を工夫することで、電気代を抑えることができます。
電気代を抑えるためには、エコ機能のあるウォーターサーバーを選ぶと良いでしょう。例えば、照度センサーが付いているものは、部屋が暗くなったら自動でエコモードに切り替わり、温水の温度を抑えて節電することができます。もし熱いお湯をあまり使わない場合は、普段からエコモードを選択したり、手動でお出かけ前に省エネボタンを押す使い方もできると、さらに節電につながります。
関連ページ:エコモード機能付きのおすすめウォーターサーバー3選
ウォーターサーバーの周囲が壁や家具で囲まれていると、放熱しにくくなり、電気代が上がる原因になります。壁にぴったりと付けるのではなく、放熱スペースを確保しましょう。またウォーターサーバーの背面にほこりがたまると放熱しにくくなります。時々掃除機でほこりを吸いとるか、乾いたタオルなどで拭き取りましょう。
ウォーターサーバーの日常的なお手入れ
ウォーターサーバーの衛生管理方法は、大きく分けてメーカーにより2種類あります。1つ目は、熱水循環を行うタイプで、こちらは定期的に数時間加熱するため電気代が上がります。2つ目は、メンテナンスのためにメーカーが1~2年に一度など定期的にウォーターサーバーを交換するタイプで、設置場所で電気代はかかりません。メンテナンス自体を無料で対応しているメーカーもあるため、衛生管理もお任せしながらお得に利用することができます。
・サーバーの設置対応費用
・サーバーのレンタル料
・メーカーによるメンテナンス費用
・送料
・事務手数料
・違約金
例えば、サーバーの設置対応が無料のメーカーと無料のメーカーがあります。メーカーによるメンテナンスも、1~3年に一度無料の会社と有料または実施してもらえないメーカーがあります。配送スキップをすると事務手数料のかかるメーカーもあります。できるだけこれらの手数料、継続にかかる費用、解約にかかる費用が抑えられるメーカーを選ぶと良いでしょう。
なお、富士山の天然水のマーキュロップは、サーバーの設置対応が無料、年に一度のメンテナンスも皆様にお受けいただくため無料で対応しています。
家庭でできるこまめなお手入れが、電気代に影響することをご存じですか?特にウォーターサーバー背面の黒い網目状の放熱板に、ほこりがないきれいな状態を維持することをおすすめします。この部分にほこりが付くと、ウォーターサーバーは放熱のために余計な電気代を使うことになります。エアコンや空気清浄機なども、こまめなフィルター清掃によって電気代が抑えられるのと同じです。
こまめな家庭でのメンテナンス、お手入れは、ウォーターサーバーの衛生や清潔が維持でき、電気代も抑えられます。忘れがちですが定期的に清掃しましょう。
節約しようと思って例えば夜間の使用しないときや外出時に、ウォーターサーバーの電源を抜くのはやめましょう。電源を切って、完全に冷めてしまったお湯をもう一度温め直す方が余計に電気代が増えてしまいます。電源が常時入った状態でも、ウォーターサーバーは常に加熱しているものではなく、適切に「保温を組み合わせる」ことで省エネの仕組みを作っています。
また電源を切ってしまうと、本来は冷却と加熱によって衛生面を維持していますが、雑菌などが繁殖しやすい「ぬるい温度帯」を長時間作ってしまうことにもつながります。衛生的に使うためにも電源を抜くのはやめましょう。電源を抜き差しするなど、本来の使用方法と異なる使い方をした場合、メーカーの保証も受けられなくなってしまいます。
ウォーターサーバーに似ているものと言えば、お湯の出る電気ポットと、水を冷やす冷蔵庫があげられます。他にも家庭で使う家電製品として、エアコン、洗濯乾燥機、食洗器とあわせて、電気代を調べてみました。
ウォーターサーバー | 500~1,000円 |
エアコン | 1,000~4,000円 |
洗濯乾燥機 | 600~1,500円 |
食洗器 | 約1,200円 |
冷蔵庫 | 600~900円 |
電気ポット | 500~800円 |
※いずれも電気代は使用環境により異なります。
比較してみるとウォーターサーバーの電気代は、電気ポットよりも少し高めになりそうです。ただしウォーターサーバーには温めるだけでなく冷やす機能も含まれるため、温水・冷水の出る使い勝手も考えると、おおよそ納得できる金額差と言えるのではないでしょうか。
また、ウォーターサーバーは衛生状態を保つために常に電源の入った状態で、冷水・温水を維持します。仕組みとしては、温水は既定の高温に達したら加熱がオフになり、保温しながら少しずつ冷めていき、規定の低温に達したら加熱がオンになることを繰り返して水温を保っています。24時間加熱し続けていませんので、ご安心ください。
ここまで、電気代に注目してウォーターサーバーを見てきました。最後に、ウォーターサーバーを選ぶときに見ておきたい、電気代以外のポイントを見て行きます。
おいしい水の出るウォーターサーバーですが、大前提として衛生的に安心して使いたいものです。清潔な状態を維持するためには、定期メンテナンスを実施しているメーカーが安心です。本体を回収し、部品単位に分解、洗浄殺菌や部品交換まで行っているメーカーの中から選ぶとよいでしょう。
ウォーターサーバーのメンテナンス
使い勝手や水の味、注文や宅配の仕組みなど、実際に使ってみなければわからないこともあります。万が一、合わないと思った時に、早期に解約できることも重要ではないでしょうか。ウォーターサーバーの契約期間は2年~3年のメーカーが多く、期間内に解約すると15,000円を超える違約金が請求される場合があります。契約期間の長さ、違約金はいくらか、事前に確認されることをおすすめします。
ウォーターサーバー導入の目的は何でしょうか?様々な理由があると思いますが、1番は「おいしい水を飲みたくて」ウォーターサーバーを導入したいと考えている方が、多いのではないでしょうか。違いや条件を細かく比較していくのは大変な作業なので、迷われた時は、当初の目的に立ち返り、「おいしい水が飲めるウォーターサーバー」を探すのも1つの方法です。おいしさで選ぶなら「天然水」がおすすめです。
エコモードで電気代を節約
マーキュロップのウォーターサーバー「シタカラ」と「Slim S」は、照度センサーが夜間を感知し、自動的にエコモードに切り替え節電します。常にエコモードにする、自分で操作するなど、使い方の工夫もできます。
おいしい富士山の天然水
マーキュロップは「おいしさ」で選ばれている富士山の天然水です。RO水など水道水から製造された加工水とは異なり、まろやかなやさしい味わいが特徴です。
年1回の定期メンテナンスで清潔
マーキュロップは年に1度を基準に、定期メンテナンスを実施しています。回収したウォーターサーバーは専門のセンターで分解し洗浄殺菌。月々のご利用料金に対応料が含まれているため、追加費用もなく衛生的にご利用いただけます。
ここまで、ウォーターサーバーの電気代や節約の仕方、ウォーターサーバーの選び方もあわせてご紹介しました。マーキュロップは、富士山の天然水のおいしさと、安心のメンテナンスでお選びいただいているウォーターサーバーです。詳細は商品情報をご確認ください。
【この記事の執筆】マーキュロップ編集部
この記事は、株式会社マーキュロップの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。
環境にやさしいリターナブルボトルで、おいしい富士山の天然水をお届けしています。
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