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赤ちゃんのミルク作りに水道水は使える?ミルク作りにおすすめの水についてもご紹介

投稿日:2024.11.26 はじめてのウォーターサーバー選び

赤ちゃんのミルク作りに水道水は使える?ミルク作りにおすすめの水についてもご紹介

赤ちゃんのミルク作りには、使用する水の安全性や衛生面が重要なポイントとなります。日本の水道水は高い品質基準を満たしているため使用できますが、煮沸が必要です。また、浄水、RO水、ミネラルウォーターなど他の水を選ぶ場合にも比較しやすいよう、それぞれのメリット・デメリットを説明しました。本記事では、水道水をはじめとするさまざまな水を使ったミルク作りのコツと注意点をご紹介します。

【目次】開く閉じる
赤ちゃんのミルクは水道水でも良い?
水道水の基準の高さ
各メーカーの推奨
より安全にミルクを作るには?
一度沸騰させる
70℃以上でミルクを作る
人肌に冷ます
ミルク作りにおすすめの水は?
水道水
浄水
RO水
軟水のミネラルウォーター
ウォーターサーバーならマーキュロップ

赤ちゃんのミルクは水道水でも良い?

赤ちゃんのミルクづくりに水道水を使うことはできますが、一度沸騰させた後に、70℃以上のお湯でミルクを溶かします。水道水に含まれる塩素やカルキ、トリハロメタンなどの有害物質を取り除くためにも、煮沸は有効です。

水道水の基準の高さ

水道水の基準の高さ

赤ちゃんのミルクに水道水が使用できる理由の1つに、日本の水道水の水質基準の高さがあります。日本の水道水は飲用を続けても健康上問題がないよう、高い衛生基準を設定しています。大人であれば、そのまま飲んでも問題はありません。定期的に検査も実施されています。
水道法は、安全で安定した水道水の供給を確保するための法律で、水質基準や設備管理、事業者の責任を規定しています。また近年では、おいしい水を得るために膜ろ過や高度浄水処理も採用されています。この高度浄水処理とは、通常の浄水処理では十分に対応できない臭いやトリハロメタン等を、活性炭処理やオゾン処理、生物処理等により除去する方式のことをいいます。これらの管理運営体制や、高度浄水処理の導入により、日本の水道水は品質を管理しています。

各メーカーの推奨

各粉ミルクのメーカーの推奨

各メーカーから発売されている粉ミルクは、「水道水」を使って溶かすことで母乳の状態に近くなるように作られており、赤ちゃんの成長に必要なミネラルが十分摂取できるように設計されています。各メーカーによる粉ミルクの調乳方法の説明も「水道水を一度沸騰させ、70℃以上のお湯で」ミルクを作ることが推奨されています。
また、最近では水道水の使用を避ける家庭も増えているため、ミネラルウォーター使用時の硬度の目安として120以下(できれば60以下)が望ましいと提示しているメーカーも増えています。
これらの理由を見ても、粉ミルクの調乳に水道水を使用できることがわかります。

より安全にミルクを作るには?

では水道水を使うとして、赤ちゃんのミルク作りは衛生面や安全性を考慮して慎重に行う必要があります。より安全にミルクを作るには、どのようにしたらよいでしょうか?詳しく作り方を見ていきましょう。

一度沸騰させる

より安全にミルクを作るには一度沸騰させる

目的:内臓が未発達なら赤ちゃんの身体に影響がないようにするため。
ミルク作りをする際はまず、水道水をケトルや鍋等に入れて沸騰させましょう。沸騰させることで、残留塩素やトリハロメタン等の不純物をある程度取り除くことができます。カルキ臭や塩素臭等も気にならなくなります。トリハロメタンまでを取り除くには、沸騰開始から約10分、沸騰させ続けるようにしましょう。
なお、沸騰直後の100℃に近い温度で粉ミルクを調乳すると、粉ミルクに含まれる熱に弱い成分が減ってしまう可能性があります。少し時間を置いて冷ましてから調乳します。

70℃以上でミルクを作る

より安全にミルクを作るには70℃以上でミルクを作る

目的:粉ミルクの殺菌のため。
ミルクの調乳には、一度沸騰させたお湯を少し冷まし、しかし冷まし過ぎることなく70℃以上のお湯を使います。これは、粉ミルクが無菌ではないためです。粉末状のミルクには、腸炎や髄膜炎等の原因となるサカザキ菌や、下痢・発熱等を引き起こすサルモネラ菌が入っていることがあると言います。また、開封後の粉ミルクや計量スプーン等に細菌が付着している可能性もゼロとは言えません。これらのサカザキ菌もサルモネラ菌も70℃以上で死滅することから、70℃以上のお湯を使うことで粉ミルクを殺菌します。
マーキュロップのウォーターサーバーは、製造工程で一度加熱殺菌を行っています。また温水タンクは約83~93℃のため、温水をそのまま使用してミルクを調乳することができます。

人肌に冷ます

目的:赤ちゃんが飲みやすい温度にするため。
70℃以上のお湯でミルクを溶かしたら、人肌(36〜37℃ほど)の温度に冷ましてから赤ちゃんに与えます。ミルクの入った哺乳瓶のキャップを閉めて、外側から流水にさらしたりして冷ましましょう。この時、粉ミルクと水の量を計量して作ったミルクに、水が混ざらないように注意しましょう。濃度が変わってしまいます。
温度が人肌になったかどうかは、自分の腕や手首等に数滴垂らし、人肌の温度になっているかどうかを確認します。

ミルク作りにおすすめの水は?

最後に、ミルク作りにおすすめの水の種類について、水道水、浄水、RO水、軟水のミネラルウォーターの順にメリット・デメリットを見ていきましょう。

水道水

赤ちゃんのミルクづくりに水道水を使うことには、メリットとデメリットの両方があります。以下にそれぞれ詳しく説明します。

メリット
1.手軽で経済的
水道水は家庭で簡単に手に入るため、購入するミネラルウォーターなどと比べてコストがかからず、経済的です。
2.軟水のため身体に負担がない
日本の水道水はほとんどが軟水であり、赤ちゃんの消化器官に負担をかけにくい特性を持っています。
3.塩素による殺菌効果
水道水に含まれる塩素が、細菌の繁殖を抑える働きをしており、保存が短時間であれば安全性が保たれ、沸騰する前までは扱いやすいものです。

デメリット
1.味や塩素臭、水質などが気になる
水道水に含まれる塩素臭や独特の味、塩素などが、普段ミネラルウォーターを飲んでいる方にとっては本当に赤ちゃんに与えてよいものかと気になる可能性があります。
2.煮沸の手間がかかる
赤ちゃんのミルクづくりに使用する場合は、必ず一度沸騰させて煮沸する必要があり、その準備が手間と感じることがあります。

浄水

赤ちゃんのミルク作りに浄水を使用することには、いくつかのメリットとデメリットがあります。

メリット
1.塩素臭の軽減
浄水器を使用することで、水道水に含まれる塩素が除去され、味や匂いが改善されます。
2.不純物の除去
浄水器は、水道水に含まれる不純物(微量の金属や塩素副産物など)を除去できる種類のものもあるため、煮沸で取り除けない物質を取り除ける場合があります。フィルター性能で必要なものを選びましょう。
3.コストのバランス
ミネラルウォーターを購入するよりも、浄水器のランニングコストが低く抑えられる場合があります。

デメリット
1.煮沸が必要
ミルク作りには浄水であっても煮沸が必要です。
2.フィルター交換など管理が必要
浄水器のフィルター交換を適切に行わないと、逆に細菌や汚染物質が水に混入する可能性があります。フィルターの交換時期を守ることが重要です。
3.ランニングコスト
浄水器自体やフィルター交換には定期的なコストがかかります。水道水そのままを使う場合より高くなります。

RO水

RO水(逆浸透膜ろ過水)は、非常に高い精度で不純物を除去した水で、赤ちゃんのミルク作りにも利用されることがあります。

メリット
1.高い純度
RO水は逆浸透膜でろ過されており、塩素、重金属、細菌、ウイルス、有機化合物など、ほぼすべての不純物を除去しています。そのため、赤ちゃんに与える水として安心感が高いとも言えます。
2.煮沸が不要な場合もある
高品質のRO水は細菌やウイルスも除去されているため、煮沸せずにそのまま使用できる場合があります。ただし、使用するRO水の安全基準を確認する必要があります。

デメリット
1.純水の場合はミネラルゼロ
赤ちゃんの発育に必要なカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分がほとんど含まれておらず、味もありません。ただし、粉ミルクには必要なミネラルが既に含まれているため、栄養バランスに大きな影響はありません。
2.ランニングコストが高い
RO水を生成するには専用の浄水器やウォーターサーバーが必要で、初期費用や定期的なフィルター交換にコストがかかります。宅配型のウォーターサーバーは水ボトルを購入するランニングコストがかかります。

軟水のミネラルウォーター

軟水のミネラルウォーターを赤ちゃんのミルク作りに使用することには、いくつかのメリットとデメリットがあります。

メリット
1.赤ちゃんに適した水質
軟水はミネラル成分が少ないため、赤ちゃんの未熟な腎臓に負担をかけにくく、安全に利用できます。
2.手軽に使用できる
市販の軟水ミネラルウォーターは手軽に購入でき、煮沸の手間を省ける場合があります。ウォーターサーバーなら温水も出るため、より手軽です。
3.一定の品質
ミネラルウォーターは品質管理がされており、一定の水質が保証されています。
4.味や匂いがない
軟水ミネラルウォーターはクセがなく、赤ちゃんにとって飲みやすいミルクを作るのに適しています。

デメリット
1.コストがかかる
水道水に比べて軟水ミネラルウォーターは購入費用がかかるため、頻繁に使用する場合にはコストが増える点がデメリットです。
2.重い・保管場所が必要
ペットボトルやボトル入りのミネラルウォーターは重量があり、購入や保管に手間がかかることがあります。

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マーキュロップは、ウォーターサーバーで富士山の天然水をお届けしています。温水・冷水がすぐに出るため、ミルク作りにも快適です。

・軟水のミネラルウォーター
マーキュロップの水は、硬度24の軟水の天然水です。製造工程で加熱殺菌をしているため、赤ちゃんのミルクにも使用できます。

・ウォーターサーバーなら温水も冷水も
ウォーターサーバーのメリットは、レバーやボタンひとつで冷水も温水も簡単に使えることです。両方を混ぜて白湯を作ったり、お茶やコーヒーにも温水が役立ちます。

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マーキュロップは自社配送のため、ウォーターサーバーの設置もスタッフが対応します。はじめてウォーターサーバーを使う方も安心です。

まとめ

赤ちゃんのミルク作りに使用する水の選択肢には、水道水、浄水、RO水、軟水のミネラルウォーターがあります。それぞれのメリット・デメリットを踏まえ、安全かつ手軽にミルクを作れる方法を選ぶことが重要です。ウォーターサーバーを利用すれば、温水と冷水を便利に使え、ミルク作りがより快適になります。赤ちゃんにとって安心・安全なミルク作りを実践しましょう。

執筆者 マーキュロップ編集部

【この記事の執筆】マーキュロップ編集部
この記事は、株式会社マーキュロップの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。
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