更新日:2024.07.26 はじめてのウォーターサーバー選び
卓上ウォーターサーバーは、通常の約半分とコンパクトなサイズ感ですが、床置きウォーターサーバーと同様に冷水・温水のおいしい水を使うことができます。卓上ウォーターサーバーの特長や、メリット・デメリット、おすすめの選び方について説明しています。キッチンカウンターやテーブルの上など、置き場所に制限のある方もぜひ検討してみてください。
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卓上ウォーターサーバーはデメリットばかり?
1:床に直接置けない・重量に耐えられる設置場所が必要
2:設置場所によっては水の交換が大変
3:ボトル交換の頻度が高い
4:連続で使える冷水・温水の容量が少ない
5:転倒するリスクがある
卓上ウォーターサーバーはもちろんメリットもある
1:キッチン・一人暮らしの部屋など限られたスペースに設置可能
2:床置きタイプに比べてインテリアになじみやすい
3:用意する台によって取水する高さを調整できる
卓上ウォーターサーバーを選ぶ際のポイントは?
1:月額費用
2:設置場所
3:コンパクトさ(サイズ感)
4:機能
5:内部メンテナンス・保証
6:ボトルの管理・処分のしやすさ
卓上ウォーターサーバーでよくあるQ&A
Q.ペットボトル専用の卓上ウォーターサーバーはおすすめ?
Q.本体購入(買い切り)とレンタルはどっちがいい?
Q.卓上タイプは電気代が安い?
Q.卓上タイプのおすすめの置き場所は?
Q.卓上ウォーターサーバーのサイズは?
Q.卓上ウォーターサーバーの設置方法は?
ウォーターサーバーなら”マーキュロップ”
卓上ウォーターサーバーは、フロアに直接置く床置き型に比べてコンパクトで場所を取らないイメージがあります。でも「小さい分、なんとなくデメリットも多いのでは?」と気にされている方のために、卓上ウォーターサーバーの不便な点についても見ていきます。
卓上ウォーターサーバーは、その名の通り、テーブルや台などの上に設置することを前提に作られています。床に直接置くものではないため、安定したテーブルや台が必要です。ウォーターサーバーとその上に載せるボトルに重量があるため、設置場所の耐荷重にも注意が必要です。
画像にあるマーキュロップの卓上ウォーターサーバーSlim Sの例で言うと、サーバー本体が12.5kg、ボトルも12L入っているため12kg、合わせて24.5kgの重さとなります。簡易テーブルなどは避けて、安定して置けるテーブルや台が必要です。
卓上ウォーターサーバーは、設置場所によっては水の交換が大変になる場合があります。高さのあるテーブルや台の上に設置した場合、水ボトルを持ち上げる必要があり、重く感じられるかもしれません。
マーキュロップの卓上ウォーターサーバーの高さは約46cmです。テーブルや台の高さを54cm程度までにすると、ボトルを持ち上げる高さが床置きウォーターサーバーと変わらないため、特に不便には感じないでしょう。
交換作業が気になる方は、より低めの台を選ぶことでボトル交換がラクになります。
卓上ウォーターサーバーは、本体をコンパクトにするために設計上、水のボトル容量も、少ないものがあります。4~5Lなど特に小容量のボトルを選んでしまうと、交換頻度が高くなり、作業が負担になる場合があります。
卓上ウォーターサーバーの中でも床置き型と同じ12Lのボトル容量が採用されているメーカーもあるため、交換頻度が気になる方は標準の12Lがおすすめです。
ボトル容量と同様に、サーバー内のタンク容量が少ないものは、連続で使える冷水・温水の容量も少なくなります。そのため、目安として3~4人のコーヒーや紅茶を一度に入れるなど、1度に水を多く使う場合には、お湯がぬるくなる、冷水がぬるくなる場合があります。
コンパクトなサイズ感を特長としているメーカーでは、冷水0.8L・温水0.9Lなどのタンクもあります。マーキュロップのSlim Sは冷水3.2L・温水1.6Lの容量があるため、気になる方はタンク容量もメーカーのホームページで確認しましょう。
卓上ウォーターサーバーはテーブルや台の上に設置するため、人や物がぶつかる可能性のある場所や、不安定な台は避ける必要があります。キャスタ付きの動く台や折り畳み式の簡易テーブルは避けて、四つ足や箱型の安定した台を選ぶようにしましょう。また設置場所も、できるだけ壁際など人や物が当たらない場所を選びましょう。
卓上ウォーターサーバーは、床置き型に比べてコンパクトで、設置スペースが少なく済むメリットがあります。そのため、キッチンなど限られたスペースでも設置できます。また、床置き型に比べてインテリアになじみやすいデザインも多いなど、様々なメリットがあります。
すでにある家具の上に置くことができるので、部屋の中の通路やスペースが狭くなるのを避けることができます。卓上ウォーターサーバーを検討されている方は、キッチンカウンターや、ちょうどよい台があるため「このスペースに置きたい」と決まっている場合がよくあります。
マーキュロップの卓上タイプSlim Sは、幅約27cm、高さ約46cm、奥行き約42cm、ボトルを差した状態の高さが約73cmです。サイズが合うかぜひ一度確認してみてください。
参考ページ:一人暮らしのウォーターサーバーで後悔?一人暮らしで使うメリットやおすすめのウォーターサーバーを紹介
床置きウォーターサーバーの半分ほどの大きさのため、存在感がでにくくインテリアになじみやすいのも特徴です。ホワイトとブラックの2色展開などで、比較的シンプルなデザインのものが多いので、使い方や設置場所に合わせて選びましょう。
卓上ウォーターサーバーは様々なニーズに対応しています。例えば、子どもの手が届かないように、あえて高いカウンターの上に置く場合もあります。またインテリアを低めに統一しているため、低い台の上に置くという方もいます。取水する場所を高く・低くしたい、ボトル交換の位置を高く・低くしたい、など様々な事情に、自身で用意する台の高さによって対応できます。
卓上ウォーターサーバーを選ぶ際のポイントを見ていきます。月額料金や設置場所、機能など基本的には、どのタイプのウォーターサーバーも選ぶ際のポイントは似ています。
卓上型に限らずウォーターサーバーには月額費用がかかります。購入した水代と、あんしんサポート料などの月額利用料の2点がかかるのが一般的です。金額としては、おおよそ月に約4,000円台(24L程度を使用する場合)から使用できます。実際には利用人数や用途によって水の使用量が異なりますが、一般家庭で月4本(48L)程度が平均です。
また契約期間が定められており、期間内に解約する場合には違約金がかかるのが一般的です。利用を検討しているウォーターサーバーのそれぞれの料金がいくらになるか確認しましょう。
またサービス面で、ウォーターサーバーの設置を自分でするのか、メーカーの人が来てくれるのか、定期的なメンテナンス(本体交換)があるのかなど違いがあります。水そのものも、天然水から水道水をろ過した水まで様々です。料金の他、契約期間・違約金、水とサービスの特徴を確認しましょう。
卓上ウォーターサーバーを選ぶ際には先に設置場所を決めて、そのスペースに収まることを確認することをおすすめします。予定している設置場所に置くことのできるウォーターサーバーが、探してみるとなかった…ということも考えられます。その場合は床置きウォーターサーバーに切り替えて探しましょう。
まずは予定している設置場所を決めて、幅、奥行、高さのサイズを測ってみましょう。もちろん十分なスペースがある場合は計測は不要です。
予定している設置場所に合うサイズかどうか、良さそうなウォーターサーバーが見つかったらサイズを見てみましょう。冷蔵庫や洗濯機などの家電全般に言えることですが、設置場所とサイズが合わないと置くことができません。
またコンパクトなウォーターサーバーを選ぶ際には、冷水・温水のそれぞれのタンク容量も確認しましょう。小さなタンク(1L以下)の場合は、一人暮らしには問題ありませんが、数人で同時に温水・冷水を使用する際にぬるくなる場合があります。
ウォーターサーバーの基本機能は、温水と冷水です。それ以外はメーカーや機種によって様々で、温水の温度を抑える省エネ・エコモード、夜間に自動で省エネする機能、再加熱機能、また最近はコーヒーメーカーを備えたものなどもあるようです。多機能になるほど価格も上がるため、必要な機能はどこまでか検討してみましょう。
マーキュロップの卓上ウォーターサーバーSlim Sには以下の機能があります。
・温水、冷水機能
・温水の温度を62~68℃に下げて節電するECOモード
・照度センサーがお部屋の明かりを感知し、自動で節電するSLEEPモード
・停電時取水可能
・ダブル抗菌機能
・静音設計
・チャイルドロック(冷水にもつけ外しが選べます)
ウォーターサーバー内部の定期メンテナンスがあるか、確認しましょう。マーキュロップは1年を基準にウォーターサーバーを回収し、部品単位に分解して洗浄殺菌しています。消耗部品の交換も行い再製品化しているため、長くご利用いただいても衛生的で安心です。設置から1年間は、適切なご利用の範囲で万が一不具合が発生した場合も無償にて点検・交換の対応をしています。
ウォーターサーバーにはいくつかボトルのタイプがあります。主流は12L入りのボトルで、かたい素材で回収されるリターナブルボトルと、やわらかい素材で使い捨てとなるワンウェイボトルがあります。リターナブルボトルは1本ずつ移動ができ、ワンウェイボトルは2本・24kgがセットで届く場合が多いです。家の中で移動する際に重量があるため、運ぶ時は気を付けましょう。
リターナブルボトルが良いか、ワンウェイボトルが良いかは生活スタイルや好みによります。リターナブルの利点は環境へのやさしさ、ボトル素材が繰り返しの使用に耐えられる品質であること、配送の仕組みとして置き配が可能なことです。デメリットは自宅で空ボトルを保管する必要があります。ワンウェイボトルのメリットは、自治体の区分に従い、取っ手や段ボールを分別して毎週処分ができることです。デメリットとしては、ボトルや段ボールを毎回分別して処分することと、宅配便で時間帯指定ができますが、再配達をせず1回での受け取りが呼び掛けられています。
ペットボトル専用の製品が一部通販で販売されていますが、特に衛生面からおすすめはできません。冷やす性能の甘さや、分解清掃ができない衛生面、取水に時間がかかる、動作音など、様々な点で課題があり、検討する際は通販の商品レビューなども確認されると良いかと思います。
ウォーターサーバーは衛生面から、1年~2年に一度はメーカーによるメンテナンスを受けることが推奨されています。購入の場合はこのような保証がないため、定期メンテナンスを行っているメーカーからのレンタルがおすすめです。そのようなメーカーでは、廃棄する際も素材別に加工され再生原料としてリサイクルされるなど、環境面でも適切に対応されている場合が多く安心です。
関連ページ:ウォーターサーバーは購入よりレンタルがお得?おすすめできない理由や料金を解説
卓上ウォーターサーバーも床置きウォーターサーバーも電気代は変わりません。冷水・温水の機能やタンクのサイズが同じ場合、消費電力もほとんど変わりません。消費電力の表示が変わらない場合、より電気代を安くするにはエコモードや、夜間自動的に節電するスリープモードなど、省エネ機能の付いたウォーターサーバーがおすすめです。
卓上タイプは、キッチンのカウンターやテーブルの上に置きたい方に適しています。また卓上タイプは、用意する台の高さによって取水口やボトル交換の高さを変えられます。例えば、少し低めの座った姿勢で使いたい方は、低めの台を用意され、子どもが届かない高い位置で使いたい方は、高めの台を用意されています。
マーキュロップの卓上サーバー「Slim S」は、幅約27cm、奥行約42cm、高さ約46cm、ボトルをセットした高さ約73cmです。スリムなウォーターサーバーの高さを半分程度にしたサイズ感です。天面27cm×42cm以上の台やカウンタースペースをご用意ください。
ウォーターサーバーは、段ボールに梱包された状態で宅配で届き、利用者自身が取扱説明書を見ながら設置するのが一般的です。ただしマーキュロップの場合は自社配送のため、スタッフが設置にお伺いし、作業をすべて行います。ご利用方法やボトル交換の説明も行い、お客様は設置後すぐに天然水をご利用いただけます。
・卓上ウォーターサーバーがエコモード付き
マーキュロップの卓上ウォーターサーバーは、高性能なエコモードを搭載!冷水・温水の基本機能に加えて、温水の温度を62~68℃に下げて節電するECOモード、夜間に自動で節電するSLEEPモードを備えています。横幅も約27cmとスリムで、見た目もシンプルなデザインです。
関連ページ:エコモード機能付きのおすすめウォーターサーバー3選
・おいしい富士山の天然水
マーキュロップの水は、自然がつくりだす天然水本来の味を大切に、処理は最小限にとどめた「ナチュラルミネラルウォーター」です。話題のシリカやバナジウムを含む、天然ミネラルをバランスよく取り込んだまろやかな味わいの天然水です。都度注文する手間のない定期配送でお届けします。
・年1回の定期メンテナンスで衛生的
年に1度を基準に、定期メンテナンスを無料で実施しています。回収したウォーターサーバーは部品単位に分解し、洗浄殺菌、消耗部品の交換等を行い再製品化しています。
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卓上ウォーターサーバーは、比較的コンパクトでキッチンカウンターや台の上に置くことができるという理由で、一定の人気を集めています。月額費用やサービス内容の違い、水の違いにも注目しながら、ご利用のイメージに合うウォーターサーバーを選びましょう。
【この記事の執筆】岡本 彩
株式会社マーキュロップ 経営企画室 室長
一般社団法人日本宅配水&サーバー協会 市場調査委員会 座長
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協会ではウォーターサーバー業界の健全な普及・拡大のために市場調査を担当しています。
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